行こうと思って前もってチェックしていたわけではなく、関空から難波に着いてから、そう云えば難波グランド花月の近くに肉うどんのうどんなしのものを出す店があるらしいという記事を何かで読んだなと思い出した。店名も料理の名前も具体的な場所も覚えていない、こういう曖昧な情報でもすぐ調べられるのはスマートフォンのおかげだ。
そこへ向かうアーケード街にも、いい感じにさびれた立ち喰いのそば・うどん屋が点在している。関東のも関西のもどちらも好きだが、関西の色が薄いのにいい味出してるつゆは美味いので、例の肉うどんのうどんなしにも期待が高まる。調べて、千とせという店の肉吸いであることが判った。大阪に着いたその日に行ってみたが、14時半までしか開いてなく、私が行ったときにはすでに閉まっていた。
人間、本当に美味しいと黙る。大阪のソウルフード「肉吸い」
肉うどんのうどん玉抜き! 「肉吸い」発祥の店『千とせ』に行ってきた / 多くの芸人さんに愛される店
お笑いの街、なんばの「千とせ」に名物・肉吸いを食べに
今回の旅では本はあまり増やしたくなかったのだが、ぶらぶら歩いていると古本屋、天地書房が目に入った。見つけてしまったからには吸い寄せられて入ってしまう。専門書や古書が多いが、窓際に均一棚がある。そこで一冊、映画秘宝GOGO!バカ大将を買った。お笑いの街の古本屋で買うには似つかわしい。
千とせには帰りにまた寄り、今度は入ることができた。行列ができる店らしいが、私が行ったときは平日のせいか、それほど並ばなかった。店内はせまく、相席だった。肉吸い豆腐入りを注文する。炭水化物よりは蛋白質を摂りたいので肉吸いだけでよいかと思ったが、周りを見ているとやはりライスも欲しくなる。
このあたりの商店街のエリアは初めて行ったが、人が多くて、賑やかで、強烈なパワーを感じた。関空経由のときは、またこの辺をうろうろしたい。