ホフマンの「砂男」が戦前の新青年に載っていた

砂男 ホフマン 新青年 初山滋

最近、「砂男」が雑誌・新青年に載っていたことを知り、『新青年傑作選 第四巻 翻訳編』で確認した。昭和二年(1927)八月増刊、向原明訳、初山滋画。江戸川乱歩以外にもこの時期の恋、狂気、死の要素のある小説に影響を与えているのではないかと思ったが、意外なことにナタナエルが狂って塔から転落するところがカットされていた。ページ数の都合か、自主規制か、不明だ。

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