ジャズ・エイジとその少しあとの音楽

ジャズエイジの物語 フィッツジェラルド 表紙

ジャズの黄金時代は1940年代から50年代という。だが、私はジャズ・ファンというよりは、1920年代から30年代の文化全体から音楽にも興味が行った。だからジャズというジャンルだけではなく、流行歌、ダンス音楽、ミュージカル音楽を含めて色々聴きたいと思っている。優雅さと気だるさがある。

ジャズについてのサイトの、20年代についてのページ。ミュージカルも含めて書いてあり、こういうことを知りたかった。
1920年代のポピュラー・ソング

ここ数年、めっきりCDを買わなくなったが、新たな分野を開拓しつつある。 少し試聴したくらいで直感で買っていたのだが、ハズレはなかった。レコードの針の音が入っているものもあり、そうそう、こういうのが聴きたかったんだよ、という感じだ。

《映画でなじみのある曲のオリジナル》

いくつかダウンロードしたり、CDを買ったなかで気に入った曲がある。『カサブランカ』(1942)で使われた有名な”As Time Goes By”は映画のために作られた曲ではなく、古い流行歌だ。1931年のオリジナルの間奏がよい。

違うバージョンが、またよい。ピアノが目立つおしゃれな感じではなく、素朴な感じが。

As Time Goes By-Jacques Renard Orchestra 投稿者 bigband78

Jacques Renard Orchestraについて詳しいことは分からないが、このようなダンス・バンドがスウィング・バンドの母体になったらしい。無料でたくさん聴けるサイトがあった。
Jacques Renard Orchestra Collection 1925-1934

“Broadway Melody” は、映画がサイレントからトーキーになった時代を描いた『雨に唄えば』(1952)で使われている。この場面のダンスと音楽がとても豪華だが、オリジナルはのどかだ。

マリリン・モンロー『お熱いのがお好き』(1959)で歌っていた“I Wanna Be Loved By You”は1928年のミュージカル・ナンバーだ。

《手軽に聴けるネットラジオ》

この手の音楽を色々聴きたいと思っていて、”Roaring Twenties”で検索すると色々な動画が見つかる。カタカナで書くとRollingと勘違いしやすい、というかイメージ的にも合っているので間違っても仕方ないが、Roaring(ほえる、とどろく、騒がしい、燃え上がる)だ。

気に入っているのは“Abacus.fm Vintage Jazz from the 1920s to 1940s”というもので、色々聴き比べるわけでもなく、これを聴いている。

インターネット・アーカイヴ
Free 20s Jazz Collection : Gathacol Radio : Free … – Internet Archive

いやあ、いいですね。

《追記》
ネットラジオはもう少し色々あったのだが、なくなっていた。また探してみる。(2015年5月20日)

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