つば広ハットはこうかぶれ

つば広ハットがトレンドなのか。私は何年も前から好きなので、流行の最後尾を走り続けて一周遅れで最先端だ。確かにつば広ハットをかぶっている人を、以前よりはよく見かける。だが、頭の上にちょこんと乗っけている人ばかりだ。つばの前を下げ、後ろを上げて、パリッとかぶっている人は見たことがない。かぶり方など好きなようにすればよいが、私はこうかぶる。

アラン・ドロン サムライ DVD

主に古着屋で見つけて少しづつ買ってきた。流行ものではなかったせいか、イタリア製やドイツ製のものがそれほど高くない値段で手に入った。別に自慢したいわけではなく、ネットではなく実際に歩いて見てまわって、これは欲しいと思える色や形のものは舶来品だったのだ。

つば広 フェルトハット パナマハット上の四点はフェルトの中折れソフト帽。右下はパナマ帽。左下は日本製EDOHATの夏物。下の二点はリボンが黒ではないところが気に入っている。

ちょっと目立ちすぎるかなと思い、しばらくかぶっていなかったが、流行でかぶっている人々に負けていられないので、最近またかぶりはじめた。そう考えると、流行も悪くはない。問題はかさばるという点だ。カフェに入ったときなどにどうすればよいか。下の画像のようにつばの前側をテーブルから少し出して置けば、前側が上を向くことがない。

上海の伯爵夫人『上海の伯爵夫人』ジェームズ・アイヴォリー監督 2005)

《追記》
つば広ハットをかぶっている人は、まだ見かけるが、一時期よりは少なくなった。帽子の色々な選択肢が出てくればよかった。1,000円くらいで妥当な感じの帽子が、このビッグ・ウェーブに乗らんとばかりに4,000円くらいで売られていたので、一時の流行で終わるだろうか。流行がきっかけだとしても、戦後に失われた帽子文化が復活すればよいと思ったが。(2016年2月25日)

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