ケン・ラッセル・フィルムブックで存在を知って、見たいと思っていたが見る機会がなかった初期の短篇『アメリアと天使』(1957)がYouTubeにあった。他にも短篇があったが、これは特に見たかったので、最初に見た。
少女が天使の翼を探し求め、最後天使に会う話で、フィルムブックには『赤い風船』をヒントにして作られたと書いてある。『地下鉄のザジ』も入っているような気がしたが、『地下鉄のザジ』より先のようだ。『ボーイフレンド』のルーツというのはその通りだと思う。かわいい、可笑しい、ちょっと不気味、荘厳な感じが含まれている。終わり方がいい。