「ネズミって骨あるんですか」

「ネズミって骨あるんですか」と大家さんに云われたことがある。どこから出てくるのか謎だからだ。あるのは当たり前なのに、とっさのことだったので「あると思いますよ」と答えてしまった。

中野区の道にネズミ対策の展示があった。それによると1.5センチの隙間を通れるらしい。「骨あるんですか」と云いたくなる。展示には学習能力が高いと書いてあった。それについては過去の経験から納得した。

今は出なくなったが数年前、出ていたときは憂鬱だった。哺乳類だけあって結構頭がよくて、パンをその場でかじらないで移動したり、毒餌にもひっかからなくなる。見た目はハムスターとたいして変わらないはずだが、哺乳類が侵入してくるというのはゴキブリとは違う嫌悪感がある。

《追記》
部屋を片付けていたら、昔よく行っていた古本屋のビニール袋が出てきた。ごみ袋にしようと思ってとっておいたが、今は移住してなかなか行けないので、思い出深くてごみ袋にするのももったいない。この袋の絵がネズミだったのだ。住んでいたところに近い、別の古本屋でもネズミが出てきたので主人に「ネズミいましたよ」と声をかけたら、「あー、出ちゃうんですよね」と云っていた。やはり東京では出てしまうのだ。(2015年9月16日)

ささま書店のビニール袋

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