「 イタリア 」一覧
ヴィスコンティの『夏の嵐』と原作が同じ『ティント・ブラス 秘蜜』
ペーパームーン「ヴィスコンティ ルードウィッヒ・神々の黄昏」で海野弘は『地獄に堕ちた勇者ども』(ルキノ・ヴィスコンティ監督 1969)が多くの映画に影を落としていると書いている。ナ...
『たそがれの女心』マックス・オフュルス監督(1953) 美しいだけの浅墓な女のせいで決闘沙汰に
『たそがれの女心』(マックス・オフュルス監督 1953)はダニエル・ダリュー演じるマダムが浪費癖による負債のため、夫からの贈り物であるハート型のダイヤのイヤリングを売りに出...
こっちが本当の双子猫 そしてイタリア製?
七年前に大江戸骨董市で買った猫のリングホルダーと左右対称のものをヤフオクで見つけ、落札したことについて「猫のリングホルダーの片割れ」に書いた。それは顔が少し違っていたが、元...
クリスタルスカルのような瓶のオードトワレ ポリス トゥービー ザ イリュージョニスト
香水は実店舗で薫りを気に入って買うこともあれば、瓶の形や説明で直感的に買うこともある。ポリス トゥービー ザ イリュージョニストも直感で買ったもののひとつだ。ポリスというブ...
『悪魔のはらわた』ウド・キアー演ずる目がイッちゃってるフランケンシュタイン
『真説フランケンシュタイン 北極に消えた怪奇人間』(ジャック・スマイト監督 1973)を見たら制作年が近い『悪魔のはらわた』(ポール・モリセイ監督 1974)も見たくなり、...
『ローマの休日』 王女と新聞記者は性交したのかしてないのか論争
最近、ちょっとしたきっかけがあって『ローマの休日』(ウィリアム・ワイラー監督 1953)を見た。かなり昔に一度見たが、ほとんど忘れていた。改めて見たら、これ本当に面白いですね。女子...
オロビアンコの小さなナイロンのブリーフケースを欲しくなったが小さなバッグでは私の荷物は入りきらないことは目に見えている さらに探して見つけたレザーのブリーフケース
一般的にオロビアンコがダサいのかかっこいいのか、私は知らないが、小さめのナイロンのブリーフケースを見て、欲しくなった。だが、私は昔から荷物が多め、重めだ。人からそう云われたこともあ...
パン(牧羊神、半獣神)の美術館
パンについて調べるとかなり古くからの歴史があり、バッカスの従者サテュロスとともにファウヌスと同一視されたりしていて単純ではないが、淫欲の象徴である点は大抵の本に書いてある。体の一部...
『女ヴァンパイア カーミラ』 クリストファー・リーが謎の吸血鬼事件に挑む怪奇映画
『女ヴァンパイア カーミラ』(1964)のモノクロ低画質を見て、かなり古い映画のように感じたが、同じくクリストファー・リー主演の『吸血鬼ドラキュラ』(1958)よりも新しい...
メドゥーサの美 『肉体と死と悪魔―ロマンティック・アゴニー』(マリオ・プラーツ)より
マリオ・プラーツは『肉体と死と悪魔―ロマンティック・アゴニー』(国書刊行会)で、ゲーテ、シェリーからボードレール、キーツ、タッソ、バルベー・ドールヴィイなどの例を挙げながら書いてい...