近所の石屋セナコスに行った。ここは地学系ではなくスピリチュアル系だが、綺麗な結晶が多い。
気に入って買ったのはシャーマニックドリームだ。植物のように見える内包物が入っている庭園水晶、苔いり水晶と呼ばれるものをドーム状にしたもので、初めて見た。普段は研磨したものよりも結晶状の方が好きだが、これはいい。シャーマニックドリームという名前も神秘的だ。写真では分かりずらいが、表面の柄ではなく、底面に樹のようなものがあり、透明な水晶で包まれて三次元空間になっている。樹状のものは白、薄桃色、薄紫、緑で、光を当てるときらきら光る。白が多くて雪山のようで綺麗なのもあり迷ったが、色々な色が入っている方にした。
中に何かが閉じ込められているものが好きなのだろう。最近買った水入り水晶もそうだし、初めて買ったのは雪山のような白が入ったファントム水晶だった。ルーペで見ると、また違う。マンディアルグの「ダイヤモンド」、澁澤龍彦の「犬狼都市」は結晶の中に入ってしまう話だが、ルーペで見ていると入ってしまったような、海の底のような、アメージング・ジャーニー気分になる。
《追記》
写真を取り直してみた。内包物はクローライト(緑泥石)というらしい。
この店は石を「子」と呼ぶ店だったなあと思い、検索してみるとWebサイトがあり、やはり「子」と呼んでいた。
この記事はブログ初期のもので、かなり気ままに書いていたので突然「アメージング・ジャーニー」という言葉が出てくるが、これは当時凝っていたミュージカル映画『TOMMY』で使われている曲の曲名だ。
（2016年1月24日）
