一年ほど前、『風と共に去りぬ』(1939)の4枚組デジパック仕様という豪華なDVDが二千円で売られていたときは、まさかDVDがこんなに早く廃れるとは思っていなかったなと思いながら、すぐに見たいというほどでもないが安いから買っておこうという感じだった。このDVDのよいところは、字幕が手書き風なところだ。1939年公開時のパンフレット復刻版が付いていて、絵が美しい。表紙だけではなく数点載っている。
『風と共に去りぬ』は何度か見ていて、最後はすれ違いに見える、と云うかすれ違っているのだが、レット・バトラーが身を引いているようにも見えた。スカーレットは実に美しく、そして逞しい。逆境での逞しさは見習いたい。
原作の感想を読むと、とても面白そうだ。買って置いてあるが、読みたいものが多くてなかなか読めていない。どのような人間がかっこいいのかを研究したい。
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関連というほどの関連でもないのだが、製作が同じデヴィッド・O・セルズニックで、アトランタ炎上のシーンで燃えていたのはこの映画のセットだ。
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