『グランド・ホテル』 優雅なリアルタイム・アールデコ

『グランド・ホテル』 優雅なリアルタイム・アールデコ

東京の古本市で『グランド・ホテル』の原作を手に入れたので、久しぶりに映画を見た。安いDVDを持っていたのだが、これが廉価版というよりはむしろ劣化版と呼んでよい代物だ。古い映...

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「虹」 川端康成 浅草レビュウの踊子や振付師たちの交錯する恋

「虹」 川端康成 浅草レビュウの踊子や振付師たちの交錯する恋

先日、浅草に行った。上の画像は塔のあった方から撮った浅草六区だが、面白くもなんともない写真だ。昔の面影は何もない、というより、建物が全然ない空地が多かった。塔の跡地もヴィジ...

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『ハードボイルド風に生きてみないか』 過去の忘れ方

『ハードボイルド風に生きてみないか』 過去の忘れ方

男女関係のいざこざで女を殺す男がいる。人殺しはよくないが、女は怒りの導火線に火を点けるようなことをやるものだ。時間が経てばかわいいところもあったなと思えるのだが、頭に血がの...

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漫画『東京物語』 ふくやまけいこ

漫画『東京物語』 ふくやまけいこ

『東京物語』(ふくやまけいこ ハヤカワ文庫)を再読した。絵はかわいいが、ミステリアスで結構壮大な話だ。 昭和初期の東京、雑誌記者の平介と謎の風来坊の草二郎が色々な謎を...

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『ミッドナイト・イン・パリ』のフランス語音声字幕

『ミッドナイト・イン・パリ』のフランス語音声字幕

『ミッドナイト・イン・パリ』(ウディ・アレン監督 2011)を気に入ったのでブルーレイを買おうと思ったが、日本版には日本語の字幕しか付いていない。英語の字幕があった方がいいので、輸...

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森茉莉が看破 パリと浅草の共通点

森茉莉が看破 パリと浅草の共通点

「日本で巴里の気質を持っているのは浅草人だけである」と、森茉莉は書いている(『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』 ちくま文庫)。最近の記事でパリや浅草のことを書いていたので...

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『ミッドナイト・イン・パリ』 パリの蚤の市はリアル・ノスタルジー・ショップ 

『ミッドナイト・イン・パリ』 パリの蚤の市はリアル・ノスタルジー・ショップ 

『ミッドナイト・イン・パリ』(ウディ・アレン監督 2011)が公開されたときは、フランス映画じゃないという理由で観なかった。その後、フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビ...

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「襤褸の光」谷崎潤一郎 美しき女乞食

「襤褸の光」谷崎潤一郎 美しき女乞食

1920年代終わりの浅草小説が『浅草紅団』(川端康成)なら、1920年代初めのは『鮫人(こうじん)』(谷崎潤一郎)だ。これを読もうと思って借りた『潤一郎ラビリンス Ⅸ浅草小説集』(...

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『メリエスの素晴らしき映画魔術』 二十年がかりで修復された百十年前のカラー映画

『メリエスの素晴らしき映画魔術』 二十年がかりで修復された百十年前のカラー映画

以前から興味あった19世紀末と最近凝っている20世紀をつなぐものがありそうで『メリエスの素晴らしき映画魔術』を見たのだが、話が21世紀まで飛ぶとは予想外だった。ほぼ映画関係...

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モダン・ロボット

モダン・ロボット

一時期、ロボットについて色々書いていた。フィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』を気に入り、ジャズ・エイジの諸々に凝り、レビューばやりから日本の昭和モダンへと飛んで、そ...

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