『地獄の天使』(1930) ハワード・ヒューズが巨額を注ぎ込んだ飛行機映画
ハワード・ヒューズの伝記映画『アビエイター』(マーティン・スコセッシ監督 2004)はそれほど面白い映画でもないが、私は好きだ。映像、音楽、ファッションに時代の雰囲気が出て...
ドッペルゲンガー 実行不可能なことをもう一人の自分が果たすという解釈
『血のアラベスク 吸血鬼読本』(須永朝彦)は吸血鬼伝承、ドラキュラのモデルであるワラキア公国のヴラッド大公などの歴史、文芸、映画、舞台化された吸血鬼について書かれた本だが、...
『オペラ座の怪人』 二種類のフランス語バージョン
過去に書いた『オペラ座の怪人』の二種類のフランス語バージョンについての記事が断片的だったので多少修正してまとめる。 映画『オペラ座の怪人』フランス語版 映画『オペラ座の怪人...
本屋のブックカバーの折り目がズレていた話
過去に縁のあった本屋の影響で、私は本にカバーをかけるときはただひっかけるだけではなく、下の画像のように本より少し大きめに折ってカパッとかぶせる方式にしている。こうすると運んだり読ん...
東西ドッペルゲンガー譚
ドッペルゲンガーのテーマに興味があり、その手の本を読んでいこうと思っている。何故かよく分からないが、昔から興味を惹かれていた。双子を見たときの不思議な感じが関係しているかも...
iテキスト iPod touchとキーボードで文章を書けるようにし、探し求めて見つけたテキストエディタ
私がiPod touchを買ったのはつい最近だ。今時、使っている人を見かけない第四世代だが、小さくてかわいいので気に入っている。 あとはキーボードだけ買えばデジタルメ...
フランク・キャプラが二度映画化 浮浪者が淑女に変身 『一日だけの淑女』と『ポケット一杯の幸福』
デイモン・ラニアン作品集『ブロードウェイの出来事』の帯の寺山修司のコメントに「往年のワイルダーやキャプラにも似た」とあるが、実際にフランク・キャプラ監督で映画化された短篇が...
ジャズ・エイジのブロードウェイ デイモン・ラニアンのスタイル
先日、地元の古本市でユリイカ1981年12月号 特集・ガーシュイン を買った。それに載っている「ガーシュインとジャズ時代の文学」(加島祥造)にガーシュインの「ラプソディ・イ...
『アスピリン・エイジ』 アメリカの自己批判
二つの大戦の間のアメリカの様々な事件について書かれた『アスピリン・エイジ』という本がある。1920年代、30年代のアメリカは熱病に冒されたようにさまよった時代で、すべてを癒...
昭和ヒトケタ生まれのハードボイルド作家・生島治郎のメッセージ
『ハードボイルド風に生きてみないか 男の行動原理』(生島治郎)は1979年に刊行された(文庫本は1984年)。当時、権力や財力を握っていたのが明治生まれの老人たちだった。明...