『ティコ・ムーン』 パリに似た未来の月面都市が舞台のフランスSF
『ティコ・ムーン』(エンキ・ビラル監督 1997)を久しぶりに見た。最初はよく分からない映画だと思ったが、好きか嫌いかと云えば好きだ。上は前売券の半券で、パンフレットも内容...
大正昭和の東京の建物がたくさん載っている写真集
この写真集『幻景の東京―大正・昭和の街と住い』(藤森照信 藤岡洋保 初田亨 柏書房)は古本屋で見かけて、欲しいのだが高いので買っていない。図書館で借りた。大正4年から昭和1...
ウミガメか リクガメか
『さかしま』(ユイスマンス)の第四章に出てくる亀の甲羅に黄金の鎧を着せ、宝石を象眼するという狂ったエピソードを最初に読んだときは、何となくリクガメを想像していた。だが、原書のペーパ...
『機械探偵クリク・ロボット』 フランスのナンセンス・ミステリ
著者本人のヘタウマな挿絵が入っている『機械探偵クリク・ロボット』(カミ ハヤカワ・ミステリ)には、五つの館がある広い庭園が舞台の殺人事件、盗難事件、意外な犯人の「五つの館の...
ケン・ラッセル演出のオペラ『ファウスト』が出た
特に好きで日本語字幕のないDVDを持っていたケン・ラッセル演出、グノーの『ファウスト』が、本屋で売られているデアゴスティーニのDVDオペラ・コレクションで出た。26号だ。オ...
『未來のイヴ』ヴィリエ・ド・リラダン 創元ライブラリ
『未來のイヴ』(ヴィリエ・ド・リラダン 創元ライブラリ)を読んだ。エワルド卿とエディソン、エワルド卿とハダリーの対話に緊張感がある。アリシア・クラリーの図々しさ、エディソン...