なんなんだ、この発色は⁈と思ったが、後から気付いた。設定がいつの間にかヴィヴィッドになっていた。ナチュラルのままのつもりだったんだけど。こういうのよくないね。カメラのテクニック以前に電源を切り忘れないとか、そういうの大事。
YASHICA LENS MLのズームが中古カメラ屋のジャンクコーナーで結構長い間売れ残っていて、興味あるけどカール・ツァイスのズームを持っているから別に買わなくてもいいかなと思っていた。それが最近、別のカメラでズームをよく使っていたのでYASHICAのも気になってきて、千円くらいのものなので買うことにした。
YASHICA LENS MLは記事「ツァイス兄弟増殖中」に書いたように28mm F2.8を持っている。オールドレンズ界隈でよく名前を目にする富岡光学と云われている。その辺のことについて検索していたらこのような記事を見かけた。
一番安い標準レンズで侘び寂びの表現に長けているとは非常に興味惹かれるね。その後にこちらの動画を見たものだから、CONTAX RTSⅢにYASHICA DSB 50mm f1.9? もしかして本人?とびっくりしたのだが、年代からして別人のようだ。
ツァイスのプラナーなどと比べたら注目度は低いせいかそれほど高いものではないので買ってみた。
ファインダーを覗いた瞬間に、違いが分かる。以下、JPEGそのまま。
古いレンズでコントラストが弱めなので、たまたまカメラの設定がヴィヴィッドになっていて丁度いい感じになったのかもしれない。ツァイスがいいのは当たり前。安い単層コートのレンズでこの写りは素晴らしい。
いいね! わざとらしい鮮やかさにはしたくないけど色は綺麗に出てほしい、ふわふわボケボケまではしたくないけど綺麗にぼけてほしい、ビデオカメラのようなくっきりではなくフィルム映画のような柔らかい感じという私の好みに合う、まさに理想のレンズかもしれない。