このカメラ屋の無料の小冊子(PDF)「おすすめオールドレンズ100選」が非常に参考になった。安いものも高いものも載っているが、ひとつ特にピンと来るものがあった。
“マウントアダプター”を使ったオールドレンズ×デジタルカメラの新しい楽しみ方
それがTAMRON 90mm F2.5 52Bだった。ポートレートマクロ、人物を美しく浮かび上がらせる歴史に残る名玉とのことで、調べていると「とろけるようなボケ」という言葉がよく目に入る。めちゃくちゃいいね、そういうの!
しかもマクロなら腕時計の撮影にも使える。ということで探していて、後継機の52BBの丁度私が持っているアダプターが使えるOMマウントのものが手頃な値段であったので落札した。
レンズにくもりがあることは説明に記載されていた。業者にオーバーホールしてもらえばいいかという程度に考えていた。ところがさらに絞りリングが動かない。説明には動作確認していないので現状品と書いてあったんだよね。クソ、絞りリングが動かないことに気付かないわけないだろ。ギリギリ嘘とは断定できない巧妙な云い回しをよく考えたものだな。まあ、しょうがない。勉強代だ。中古レンズ購入については初心者だからな。
とりあえず使ってみた。まあ、一応使えないことはない。
かなり寄れる。
玉ボケもいい感じ。
腕時計撮影に使おうと思い、等倍で撮れるようになるテレコンバーターも買った。よく考えてみたら私のカメラはマイクロフォーサーズで望遠気味になるから、なくても十分だった気もする。せっかくだからマクロの性能を活かしてブルースチールの針を撮ってみた。
被写界深度が浅いの大好物だけどさすがに浅すぎだな。もうちょっと絞りたい。古いレンズだから修理できるかできないか、まだ分からない。
カメラに詳しくない人が見たらすごく大層なカメラだと思いそう。
《追記》
(2021年7月10日)
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