TAMRON(タムロン) SP 90mm F2.5はオールドレンズに興味持ち始めた最初期にピンと来たが、そのときは中古レンズ購入初心者だったからジャンクを掴まされたことについて記事「TAMRON SP 90mm F2.5 52BB タムキュー買ったはいいけれど」、「TAMRON SP 90mm他 タムキュー買ったはいいけれど PART2」に書いた。そのTAMRON熱が再燃してきた。
「レンズの時間 Vol.3 特集:自分好みの焦点距離を探せ!」(玄光社)にオールドタムロンの泣けるほどの繊細描写という、単焦点でシステムを組む特集が載ってる。元々90mmでいい印象しかなかったので、そうか、泣けるほどの繊細描写なのかという感じでオールドタムロンをちょくちょく買っていた。
そして最近になって「レンズの時間 2019-2020 特集 お買い得な定番オールドレンズを熱いこだわりで選ぶ!」にTAMRON特集があるので興味惹かれ、買った。
その中に初代90mmマクロ発売当時を知る社員とOBの座談会が載っている。TAMRONが自ら伝説を謳っている、その伝説の目撃者の証言。
工学設計の良さを活かすための金属加工の精度も求められていて、当時は社内でサンプルは作るものの量産は下請けという流れだったんですね。板橋区周辺には「四畳半メーカー」と呼ばれる技術力が高いメーカーがたくさんあり、52Bは当時もっとも腕がいいと言われた四畳半メーカーにやってもらったんです。実は他のメーカーの専属だったんですが我々が口説き落としました。「下町ロケット」みたいなもので、職人さんは頑固で社長がやると言ってもやらない。だから一杯飲ませてね(笑)。
面白いねー、やっぱり初代はロマンがあるね。これは欲しくなる。前に買ったのは二代目だった。そしてとうとう正常に動く90mm F2.5を手に入れた!
フード付き。
シャープではない。ふわっとしているけど立体感が感じられる。そこが繊細さなのだろうか。色味もあっさりしていて好きな感じだ。一部明るさを調整しているものもある。大幅には変えていない。
いいね、気に入った。色々なことができそう気がしてくるレンズだ。下だけは大幅に演出した。