ここ数日、暑かったのでコットンベルトやナイロンベルトのミリタリーウォッチを着けていた。昨日は涼しく、雨が降っていた。ワイルドなミリタリーウォッチからの反動か、あっさりめな時計、SMITHS(スミス)のASTRAL(アストラル)を着けたくなった。記事「神田の傘やの日本製で細身で手開きで骨10本の傘」の傘にも、こちらの方が合う。
ホワイトとゴールドのみのかなりシンプルなデザインだ。インデックスのバーは細めで長すぎず、短すぎず、秒の目盛りはないところが上品でよい。白は新品の真っ白ではなく、かと云ってアイヴォリーまではいかず、落ち着いた感じの白だ。そして、私が特に美しいと感じたケース、上の面からスルンとラグが延びている、こんなデザインはありそうでなかなかない。
1932年に登場したパテックフィリップのカラトラバが美しい時計の規範になったという。ラウンドケース、ケースからラグにかけて一体感のある滑らかなライン、直線を基本とした合理的なアール・デコデザイン。このASTRALはまさにその規範を受け継いでいると云える。うーん、ビュ~リフォ~!!!
下記はアストラルについての記事で、SMITHSのロゴが入っていないミステリアス・アストラルなるものについて書いてある。私のもミステリアス・アストラルだな。写真のものとデザインは違うが”ASTRAL”のロゴは同じだ。
下記の記事には「ASTRALはシンプルかつモダンなデザインとして発表されたシリーズで、現代においてもシーンを問わず使うことができる」と書かれているが、まさにその通り。
数奇な運命をたどった英国時計ブランドSMITHSの魅力に迫る。 | CLUTCH Journal
パッと見た感じは今風のミニマルウォッチのようでもあるが、よく見ると違うのだ。だが、これを見せびらかしたり、蘊蓄を語ったりすると野暮になってしまうんだね。誰にも気づかれなくても自分は楽しい。完全に自己満足の世界だ。
カラトラバについての参考文献
Low BEAT No.1
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