記事「SEIKOメカニカルSARB033に似た感じのクォーツあったんだ、知らなかったよ」でボロクソに書いたSEIKO(セイコー)のチタン製、サファイアクリスタルガラス風防のシンプル3針、SUR369はブレスの出来に満足できず、すぐに革ベルトに替えた。だが、これから暑くなるし、せっかくチタンブレスがあるのにその恩恵を受けられないのももったいない気がして、純正ブレスに戻して使ってみた。
【悪い点】
・ラグのヘアラインが雑 これにはがっかり、第一印象最悪だったよね 腕に着けて離して見ればそれほど気にならない
・ブレスがスカスカ SEIKO5の方がマシ 腕に着けて正面から見ればそれほど気にならない
・6時、9時、12時のインデックスが同じ セイコーセレクションでもここまでできるのだから、もうひと頑張りして欲しかった 経費と手間を削減したいなら12時以外全部細くてもいい
・艶消しで急斜面のチャプターリング?が入っている こんなの入れるくらいならケースかダイアルを小さくして欲しかった
・私の好みよりはやや大きめ 大きすぎるというわけではない
・針とインデックスの夜光はできればない方がよいが、これはこういうものと割り切るしかない
【いい点】
・薄くて軽い 腕時計の重みは好きだが、軽いのもまたそれで快適 厚さ8.4mm、重さ74.0 gで、私のはコマを抜いてあるから63.0 gだ
・ラグやベゼルが面取りされている凝ったデザイン ピカピカしすぎていない 普通の普通
・針が長くて視認性がよい
・断面が台形のダイアモンドカットのバーインデッスク
・ダイアルのサンレイが美しい
・6時側の“TITANIUM”の文字 一語のみということろがよい 細い線、太い線のメリハリのあるフォントでギュッと詰まった感じがして気に入っている
・サファイアクリスタルガラス風防 透明感と傷に強い安心感
・ブレスの着け心地がいい ぴたっとフィットしてズレない 革ベルトよりいいかも
・置くとブレスがぺたっとつぶれる
・ブレスの6時側をかなり短くできる ここまでできるのは珍しい
・秒針のズレが少ない
・精度がよい 三週間で1秒くらいしかズレなかった 6N52は月差±15秒とのことだが、たまたま当たりだったのか
・巻かなくても動く 機械式に凝り続けてきたので一周回ってクォーツショックが来たか ソーラーでも電波でもないので故障は少ないだろう
この薄さ、軽さはプアマンズグランドセイコーとはまた方向性が違う、別の何かだな。やっぱり欲しくなるくらいのオーラがあった。もうそんなに高い時計を買わなくてもいいんじゃないかという気がしてきた。細かいことを気にしなければ、いい時計だ。永く使い続けたい。
この動画のコメント欄でも大絶賛されている。動画の説明に「顧客ベースに耳を傾ける正しい方向への一歩を表している」、コメントに「セイコーは批評家の話を聞き始めたようです」、「セイコーは学び始めています」とか書かれていて笑った。
定価330ドルだから↓は高すぎる気がする。探せばもっと安く買えるところあると思うよ。
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《追記》
チタンのケースとブレスに指紋が付きやすいので記事「腕時計用クリーナー+コーティング剤 クリスタルガード・クロノアーマー 傷つけたくない 傷だらけもかっこいい」のクリスタルガードで育てていこう。雑なヘアラインも目立たないようになってほしい。
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(2021年6月18日)
すぐ傷付くな。自分で研磨してたら鏡面の部分まで傷付けてしまった。最初から雑なヘアラインだったし、こうなったら早く傷だらけにしたい。
(2021年6月22日)
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