記事「もしかしてファイブ沼? ロレックス・オルタナティヴと呼ばれて」に「これでメインに使えそうな5本のファイブが揃った。あ、ゴールドがないな」と書いた。ゴールドも欲しいなと思ったのは、映画『カリートの道』(ブライアン・デ・パルマ監督 1993)でアル・パチーノが小さい金時計を着けていたのが印象に残っていたからだ。調べてみたところPIAGET(ピアジェ)のドレスウォッチだった。
The gold watch Piaget by Charlie Brigante / Carlito (Al Pacino) in
ゴールドケース、ブラックダイアルでいいのないかなと探し、SEIKO5にも廃番品にはいいのがあるがなかなか見つからず、目に付いたのはORIENT(オリエント)スリースターだった。スリースターは雑貨屋に一本だけ置いてあるのを見かけたことがあり、何だろうこれ、ヴィンテージじゃないだろうしと疑問に思っていた。
名前だけならオリエントスターよりも強そうだが、SEIKO5的なものだ。下記は60周年モデルの説明より引用。今年70周年モデルは出ないのか、出そうよ。
「オリエント スリースター」は、『品質』、『デザイン』、『価格』の3点において、「お客様に高い価値を提供したい」という想いから名付けられた機械式時計です。商品ラインナップには独創的なデザインのモデルが多く、機械式時計の新しい魅力を感じることができます。バラエティ豊かな本シリーズは、ファッションアイテムとしておしゃれを楽しむ若者を中心に人気を得ています。
今回買ったのはこちら。ゴールドはちょっと高いが、色やデザインによっては一万円以内からある。珍しいカラーもあり、他も欲しくなる。
|
こちらはブレスがキングダイバーと似ているところに心惹かれ、かなり迷った。
|
注文した後も発送された後も迷い続け、届いた時計が気に入らなかったら送料自腹でも交換しようかと思っていた。だが一目見て、これで間違いなかったことに気付いた。
こちらの方がバーインデックスが細くて短いのですっきりして見える。配色がゴージャスだからブレスはあっさりめでいい。危険な雰囲気もありながら繊細さもある。
大きめのORIENTエンブレム、黒地に金の星、いいねー! 気に入った。
バーインデックス内側の小さなドットがオリエント・レトロ!
ケースの上面、側面はヘアライン、面取りされたエッジは鏡面仕上げ、風防内はすり鉢状になっていて、手が込んでいる。時分針は実物を見ると太すぎではないが、しっかりしていて見やすい。ブレスは厚め、バックル長めだ。ムーヴメントは日本製。ORIENTの逆輸入自動巻きはデザインはいいけど大きめだと感じていた。スリースター、いいじゃないですか。
《追記》
最初は気恥ずかしさがあったが、慣れてくると段々テンション上がってきた。バーンと腕まくりして堂々と着ければよいのだ。悪い男な感じ。
(2020年7月2日)
値段上がっちゃった。私が買ったときはここまで高くなかったんだけど、この値段だったら迷うね。
|
最近、別のスリースターを買った。
で、ORIENT WATCH USA のブログを眺めていたら、こんな記事があった。スリースターはある意味でオリエントとオリエントスターコレクションの自由奔放な弟だそうで、いいね、こういうの。オリエントもオリエントスターも十分自由奔放だと思うけどね。
The Legend of the Orient TriStar Collection
(2020年8月16日)