ORIENT(オリエント)のアロー針のレトロなダイバーズ風 NEO70’s ARROW

記事「アロー針のレトロなダイバーズウォッチにトロピックタイプのベルトを合わせたい」の追記に書いたORIENT(オリエント)NEO70’s ARROWを知ったのは偶然だった。腕時計はネットやチェーン店の時計屋、電器屋で見ることが多いが、ビルの中の小さな時計屋でたまたま見かけた。NEO70’s はかっこいいクロノグラフを探していたときにひと通りチェックしたはずだが、ネットでもカタログでも全然見たことないものだったので調べてみたら、何年も前のモデルだった。

『ORIENT Neo70’s ARROW』10月13日発売

その店に残っていたのは赤い文字盤だった。赤も私が持っていないタイプで悪くないが、回転ベゼルの数字まで一部赤いところがいまいちで、やはり白黒シルバーがシンプル・イズ・ベストだ。中古で探しても全然見つからず、しばらくしてからまた気になり検索してみたらオークションに出品されてた。

私以外誰も入札しないでくれーと願ったが、終了時刻の少し前に入札してきた物好きが二人いた。定価くらいまでの値上がりは覚悟したが、思ったより上がらないうちに落札でき、ホッとした。

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いいねー、かっこいい! 久しぶりに着くのが楽しみで、実物を見てテンションが上がった時計だ。記事「中国の通販サイトAliExpressで時計ベルトを買ってみた PART3」のときにステンレスブレスの調整は自分でできるようになったので調整し、フィット感はばっちりだ。

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クォーツだが、ずっしりと重量感がある。リューズを引くと秒針が止まるハック機能付き。シンプルなデザインが好きな私でさえ、デイトと6時側の文字くらいあっても文句は云わないのにと思えるほどあっさりしている。ぽっこりドーム風防でまさにレトロダイバースタイル。

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“Made in JAPAN”はそれほど心惹かれるポイントではなかったが、よく見るとほぼヘアライン仕上げで落ち着いた感じで、一部鏡面仕上げで手が込んでいて美しいことに気付く。

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特にキングダイバーの復刻とは謳われていないが、キングダイバーのウィークリーオートに似ている。

WEEKLY-AUTO-ORIENT-KING-DIVER-T19410-9(引用元:WEEKLY AUTO ORIENT KING DIVER T19410

インデックスはキングダイバー1000ほど太くないが似たデザインになっている。

000000004553_1(引用元:【ORIENT】【オリエント】【希少!ミニパネライ】【KING DIVER 1000/キングダイバー1000】『グレーツートンダイヤル/純正SSブレス/クッションケース』自動巻 1960年代製 w-13795【アンティーク】【中古】

こんなかっこよい時計のDNAを受け継いでいて、手のかからないクォーツで、素晴らしい。手に入るとは思っていなかったので、手に入って嬉しい。

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キングダイバーの復刻、キングマスターも一応お気に入りリストには入っていた。アロー針の方も自動巻きで復刻されていたら買っていただろうな。てゆうか復刻すべき!

1960年代に流行ったインナーベゼルのコンプレッサーケースの復刻では、LONGINES(ロンジン)レジェンドダイバーも欲しいと思ったことがある。デイトなしも過去には発売されたらしいが、今は全然見つからず、買うまでは至らなかった。

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LIP(リップ)ノーティックスキーも買う一歩手前まで行った。よく見ると自動巻きよりクォーツの方がデザインがオリジナルに近いが、クォーツは今はもう全然見つからない。自動巻きに12時位置の稲妻マークがないのは仕方ないにしても秒目盛りまでないというのはどういうことだろう。

本格的な自動巻きのダイバーズウォッチひとつとデザインを気に入ったヴィンテージは持っているので、あとはレトロな雰囲気を楽しむクォーツでいまのところ満足できている。

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《追記》

ステンレスブレスも気に入っているが、黒白シルバーのシンプルな配色なので黒にグレイのラインのNATOストラップが合うのではないかと思い、合わせてみた。これは新しく買ったのではなく、記事「ジェームズ・ボンドモデルのNATOストラップ PART2」で使ったものだ。アロー針のダイバーズ風なので似合わないわけがない。

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確かに似合うが、このNATOストラップの安物クオリティに満足できず、ステンレスブレスに戻した。
(2019年7月1日)

この記事に復刻すべきと書いたキングダイバーのウィークリーオートが復刻される。時代を先取りしていたな。ダサいロゴを入れたり変に現代風アレンジをしていないところがよい。無垢にアップグレードしたメタルバンドらしいが、5連の方がよかった。とはいえデザインはオリジナルに近いので悪くはない。もう予約した。これさえあればOMEGAシーマスターもLONGINESレジェンドダイバーもいらない。

「ORIENT」70年の歩みの中で愛された2モデルを復刻

『キングダイバー』は1965年の初代誕生以来、オリエントのダイバーの系譜を築いた名作です。その復刻版は、『WEEKLY AUTO ORIENT KING DIVER』のロゴ、アロー針、バーインデックス、6時位置の漢字表記による曜日、内装回転リング用の独立したりゅうず、独特のダイバーアイコンが施された裏蓋などの意匠を極力忠実に再現してオリジナルの雰囲気を残しつつ、防水機能を20気圧に強化した構造や無垢にアップグレードしたメタルバンドなど、随所に改良が施され、愛好家を魅了する逸品に仕上がっています。

(2020年2月1日)

ORIENTのサイトにオリジナルと復刻の比較画像が載っているクロノス日本版からの転載記事のページがあった。記事「SEIKOダイバーSBDC051が綺麗なのでかなり心惹かれたが検討した結果買わないことに決定」「別注セイコー×ナノ・ユニバース フィールドヴィンテージ ミリタリーダイバー風クォーツ」のように心惹かれたけどよーく検討した結果買うのを止めたのとは違い、これは本当に欲しい。早めに予約しておいてよかった。

70周年記念復刻モデル KING DIVER/キングダイバー

(2020年2月6日)

キングダイバー復刻を買ってからはNEO70’s ARROWをあまり着けていなかったが、久しぶりにトロピックタイプのベルトに替えて着けてみた。いい感じの写真が撮れ、この時計も悪くないなと思った。写真は私の腕ではなく、記事「ProCameraを使ってみよう iPhoneの有料カメラアプリ」に書いたアプリのおかげだ。

(2020年8月3日)

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