OMEGA(オメガ)のSpeedmaster(スピードマスター)は確かにかっこよいが、機械式クロノグラフはオーバーホールが高そうで、どうしても欲しいというところまでは行かない。
ちょっと前にかなり欲しかったのはBULOVA(ブローバ)のムーンウォッチの復刻だ。NASAの公式時計はOMEGA スピードマスターだったが、アポロ15号の船長のスピマスが故障して私物のBULOVAを使ったという逸話がある。
SEIKO(セイコー)も過去にはいい感じのがあった。
今はこれだ!というものはないが、これがまあいいかなと思い、これに決定しかけていた。
昨日、たまたま古着屋でCharles Vogele(シャルルホーゲル)のクロノグラフを見かけた。名前は知っていたが、安っぽい時計ばかり出しているブランドで眼中になかった。だが、実物を見て、これいいんじゃない?と思った。
こんな感じのクロノグラフをネットで色々見たが、針が白くてこれほど細いものは他にない。ケース幅38mm、ラグ幅18mmと丁度いいサイズ、カーヴした風防、1/10秒計が付いていて針がクルクル回る、リューズを引くと秒針が止まるハック機能が付いてる、日付なし等、かなり好みでいい感じだ。60秒計がインダイアルで、長い針が秒針で、これが逆ならよかったが、全体のデザインがいいので、まあいい。
メタルブレスレットが付いていたが、記事「小さいダイバーズウォッチにレトロなベルトを合わせたい」の革ベルトに替えた。“Rally Racing”という名前でレーシングクロノグラフに似合うだろうと思っていたので、これでその通りになった。
OMEGA(オメガ)のSpeedmaster(スピードマスター)は月に行ったムーンウォッチとして有名だが、元々はレーシングクロノグラフだ。本当はスピマスが欲しいけど妥協するというのではなく、なんとなくそれっぽい雰囲気の時計に穴の開いたレトロなレーサー風のベルトを合わせてみたいと思っていただけなので、これでいいのだ。
検索していて後から知ったが、Charles Vogeleには初代スピマスのアロー型の時針の位置によってはインダイアルが見えなくなってしまうところまで再現したパクりウォッチもあるようだ。
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