記事「長い間放置していたAGFAPHOTO(アグファフォト)のコンデジAP15を使ってみる」に私のカメラのブラック/シルバー軍団に富士フイルムのコンデジを加えるのがいいような気がしてきた、だが今月はもう結構買い物したからまだ買わないと書いたが、我慢できなかった。
機能もデザインもX100シリーズがいいと思ったんだけど、似た感じで小さめでズームが付いているX20の方に興味惹かれた。F2-2.8という明るいレンズで35mm換算28-112mmの焦点距離を揃えるとしたら一体いくらかかるんだ? 一台でそれだけ網羅できるなんてお得じゃない?というわけで、このチャンスを逃したらこの値段では買えない出品を見つけて、すかさず買ってしまった。
八年前の機種だが、根強いファンがいる。記事「OLYMPUS(オリンパス)PEN-F カメラに興味ある程度でそれほど詳しくない私が欲しくなったのはこれ やっぱりレトロ趣味」のカメラが五年前だからさらに古い。PEN-Fと比べると見た目はやや小さめという程度だが、手に持ってみて小ささをはっきり実感した。露出補正ダイアルが右端に付いているのはPEN-Fと同じで、慣れた感じで使える。
よく云われているようにファインダーの視差が大きい。それにしても差がありすぎじゃないの? 液晶モニターもシャッター半押ししたときと撮ったあとの色が違っていて、あまり当てにならない。うーん、どうなんだろうなーと思った。
が、パソコンで見てみたらこれが結構いい感じなんだよね。こういうなんでもないような風景が不思議とリアリティのある色で再現されている。
空気感という言葉は抽象的なので私はあまり使わないが、これは空気感が写っているのかもしれない。
フィルムで撮った写真という感じがする。ファインダーも液晶モニターも当てにはならず、出来上がりは後でパソコンで確認するところもちょっとフィルムの現像っぽい。
光が不自然ににじまない。この感じ、なかなか撮るの難しいよね。
私は設定をいじってるから、もやっとした感じになっているが、もっとシャキッとした画も撮れるはず。
ザラザラした感じも嫌な低画質ではなく、粒状感のように感じる。
目立たないように操作音もシャッター音も消している。シャッターフィールはいいか悪いかでではなくて、ない。カメラで撮影している感覚がない。眼と手に溶け込んでいる感じ。
こんなにたくさん画像を載せるのは前代未聞。それだけ持ち歩いて撮りたくなるカメラということだ。ここ数日はPEN-Fよりよく使っている。感覚をつかめばもっと面白くなりそうだ。
|
|