その日、中古カメラ屋に行く予定ではなかった。ふらっと行ってみたらジャンクコーナーにあったのがCONTAX(コンタックス)167MTだった。フォーカシングスクリーンに傷が付いていてファインダーに黒い線が入って見えるが、機械系統は問題ない。
この機種に思い入れがあったわけではない。あり得ないくらい格安だったので買った。正面にロゴ以外の文字が入っていない方がかっこいいと思う。が、1987年から十年間販売されたものなので古すぎない、大きすぎない、単四電池で動くところがよい。横長でカメラらしいフォルムじゃないか。
記事「CONTAX(コンタックス)のカメラが気になる今日この頃」、「CONTAX(コンタックス)が欲しいよ病はいつからだろう CONTAXというよりむしろCarl Zeiss Planar」と来て、「ツァイス兄弟 コンタックスのカメラはまだない」にカメラはタイミングが合えばだなと書いたが、そのタイミングが思ったより早く来た!
手持ちのカメラたちはブラック/シルバーばかりで真っ黒は初。
使い込めば真鍮の地が出てくるか。故障するのが先か。
90~00年代のバカチョンカメラで見慣れた液晶。左側のボタンを押しながら右側のレバーを動かすという直感的に分かりづらい操作感。慣れれば問題ないが、カメラ屋では全然分からなかったので店員さんにシャッタースピードの変え方を聞いて、その場で確認した。
ガシャーンという大きなシャッター音がいかにも一眼レフで撮ってますという感じだ。意味もなく空シャッターで連写してみた。爽快だ。これでコンタックスが欲しいよ病は完治した・・・はず。カメラやレンズの物欲は落ち着いてほしい。
フィルムのフルサイズ/ハーフサイズのコンパクト、一眼レフ、レンジファインダー、デジタルのコンパクト、マイクロフォーサーズ/ミラーレス、APS-C/一眼レフ、オールドレンズや現代のオートフォーカスレンズ各種揃ったから、あとはフルサイズ目指して貯金するか。
記事「今年急激に増殖したカメラたち 来年はこれらで撮影していこう」では○○つながりでカメラを二台並べたが、今回はドイツブランドで日本製つながり。
右:Voigtländer(フォクトレンダー)BESSA-L ファインダーのないフィルムカメラ
《追記》
アイカップは付いていなかった。CANON(キヤノン)のアイカップが合うとの情報を知り、中古で100円のを買って、石鹸でよーく洗って付けた。ふわふわした材質で破れていた。元々か洗ったときか不明だが。まあ、いいか。ファインダーも不完全なのだし、このまま使おう。
ストラップには凝りたいがCONTAXのはあまり出回ってなく、あっても高い。黒いカメラには自己主張のないハクバの黒いストラップで。
カメラに付いているレンズVario-Sonnar(バリオ・ゾナー) 28-85mm F3.3-4.0 は最小絞りが緑色のMMレンズでマルチモードプログラムが使える。右のPlanar(プラナー)50mm F1.7 はAEレンズなのでマニュアルと絞り優先のみ。絞り優先が使えれば十分だ。
ノーマルプログラム ごく常識的なプログラム。
ハイスピードプログラム 開放絞り優先→1/1000秒に達したところで1/1000秒固定の速度優先。背景をぼかす場合や動体撮影に向いている。
ロースピードプログラム 開放絞り優先→1/60秒に達したところで1/60秒固定の速度優先。被写界深度を深くとる場合。
(2022年8月9日)
自分のカメラがどういうカメラなのか気になるので、こういうムックを図書館で借りた。右の本にレンズが色々載っている。パンケーキレンズ、Tessar(テッサー)45mm F2.8 いいな。いや、私には28-85mmがあるじゃないか。
(2022年8月10日)