CANON(キヤノン)P 私にとって人生初のレンジファインダーカメラ

カメラを買ったらレンズが欲しくなり、レンズを買ったらカメラが欲しくなる連鎖が怖ろしいね。前の記事「Voigtländer(フォクトレンダー)BESSA-L アレコレしたい!」にここまで来たらBESSA-Rも買うか、バルナックライカにするか、迷うと書いたが、どちらでもなかった。

BESSA-Rの中古相場はまあまあ高い。定価から大幅に値段が下がっていないとも云えるが。その分ファインダーは見やすいのだろうけど。

色々見ていたら別にライカじゃなくてもいいんじゃない?という境地に達した。バルナックライカを3~4万に抑えたとしても買ったら買ったでライカのレンズが欲しくなるのは必然で、ケースとか露出計とか買っていたらなんだかんだで10万円くらい行くだろう。

デザイン、値段、操作性を検討し、ピンと来たのがCANON(キヤノン)Pだった。興味持ったカメラやレンズについて調べていると大体行き着くカメラ屋のブログ。

 Canon PとCanon 7 廉価で実用的な国産レンジファインダーカメラの決定版

たくさんあるYouTubeのレビュー動画を見ていたら段々欲しくなってきた。

中古で相場よりかなり安いのを買うことにした。BESSA-Lから二週間しか経っていないとは自分でも驚きだ。レンズもケースも付いていない。状態はよくはないけどすごく悪いわけでもなく、正常に動く。最近はカメラやレンズに金を遣いすぎなのでかなり迷ったが、後悔していない。

IMG-8947

いいねー! このあっさりした感じ。シンプル・イズ・ベスト、めちゃくちゃかっこよい。丁度いい重み、金属の塊感がある。私にとって人生初のレンジファインダーカメラだ。これでピントを合わせられる。

IMG-8948

確かにバルナックライカはかっこいい。だが、手持ちの35mm、50mmのレンズを活かすならこの選択は間違っていない。後から知ったが、BESSA-Rの試作機がCANON Pに似ているという縁がある。BESSA-Lを気に入らなければCANON Pにたどり着くこともなかっただろう。

IMG-8950

記事「OLYMPUS(オリンパス)PEN-F カメラに興味ある程度でそれほど詳しくない私が欲しくなったのはこれ やっぱりレトロ趣味」が五年前のデジカメ。記事「Voigtländer(フォクトレンダー)BESSA-L ファインダーのないフィルムカメラ」が約二十年前、デジカメが主流になりつつある時期のフィルムカメラ。今回のCANON Pは約六十年前、一眼レフが主流になりつつある時期のレンジファインダーカメラ。順調に過去に向かって進んでいる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。