記事「RICOR(リコー)HI-COLOR 35S 記憶にないカメラ」のカメラに入っていたフィルムを撮り切った。
入っていたフィルムはAGFAのもの。ここから記事「いまさらながらデジカメを買った」に書いた、数年前に古いフィルムカメラに凝っていた時期があって、そのときに知ったAGFAの名前に惹かれたということにつながる。
“Made in Germany”と書いてある。今は製造中止になっている。
現像に出した。ここ数か月の私の中でのカメラブームがなければ、ずっと眠ったままだったかもしれない。一週間かかった。CD書き込みよりスマホ転送の方が高いというのがよく分からないのだけど、安い方のCDにした。多分失敗が多いだろうと思ったのでプリントはしていない。
パソコンで画像を見ると全体的にハイキー気味で低画質だ。これが私の腕によるものなのか、カメラの調子によるものなのか、期限切れフィルムのせいなのか、現像屋の加減なのか、不明だ。
フィルムの面白みはあんまり感じないなーと思ったが、パソコンで明るさとコントラストをいじってみたら、なんとなく昔の写真っぽくなった。
これは鎌倉だね。何度か行ったことはあるが、写真を撮ったときのはっきりした記憶はない。以下も明るさとコントラストをいじってある。
結構ピントが合うものだな。一応デジカメでは撮れない味のようなものはある。
わざわざ期限切れフィルムを使ったり光漏れさせたりする人もいるらしい。私のは完全にたまたまだ。撮り切って裏蓋を開けたとき、モルトがボロボロだったが、十五年くらい前にはすでに光が漏れていたようだ。これは谷中墓地だな。
こちらは根津神社。え? そんなことで晩年の幸福が決まるの?と面白がっていた記憶がよみがえる。
現代に撮ったものはほぼ失敗だった。こちらがまあまあ写っている方。
うーん、どんなもんかなー。プリントしたらまた違うかな。モルト交換して新しいフィルムでまた撮ってみるか。