記事「CANON(キヤノン)50mm F1.8 Lマウント ズミクロンに匹敵?」に引用した『大竹省二のレンズ観相学 距離計レンズ編』(大竹省二 朝日ソノラマ)は古本が高値だったので図書館で借りたが、最近値段が下がってきたので買った。
そんなにたくさんレンズを買うわけではないけど作例がいい。パリの街灯に寄りかかったアベックの後ろに綺麗な玉ボケが並んでいる写真がすごくかっこよい。ノクチルックスで撮ったものだ。演出したんじゃないかというくらいばっちり決まった画なんだけどスナップらしいんだよね。やっぱり写真家って凄いんだな。
あの夜のふわっとした感じをノクトンで再現できないものか。こういう感じで手前の人物にピントを合わせるとするとかなり近くまで寄らなければならない。普段通り撮っていたら絶対に無理だ。玉ボケがまんまるではない。開放にするとレモン型になってしまう。街灯の一部だけまんまるく写っているな。なかなか難しい。
私は基本的にカラーが好きだが、モノクロで夜のふわっとした感じは撮ってみたい。