日本製を売りにしている腕時計メーカーKnot(ノット)の第一印象は悪くなかった。大人しくしておれば、ちょっとシャレオツな時計という印象で済んだのに、キャッチコピーや説明が調子コイていて鼻につく。モデルの写真はリア充を演出しているところが笑える。調べてみると評判悪いね。
ラウンド、スクエアのシンプルな時計はNOMOS(ノモス)のパクりとも云われるが、ニューモデルはHAMILTON(ハミルトン)のBolton(ボルトン)で来た。日本製にこだわるあまり猿真似が上手いところまで見習わなくてもと思ったが、見た感じ、すっきりしていて悪くないんじゃない。カラーヴァリエーションが8種類ある。レディースらしいが、ケース幅27mmはBoltonならメンズサイズなので、男性が着けても小さすぎることはない。2針だったら買ってもよかったかな。
|
本家の方は以前はアラビアンインデックスだったが、今はローマンインデックスが出ている。何十倍も価格差があるならともかく、このくらいなら妥協しないで、過去に実際にこのデザインの時計を出していたブランドの方が満足感が高いのではないだろうか。
|
|
似た感じのはOrobianco(オロビアンコ)からも出ている。サイズ感とか縦横比、文字の太さは好みによる。リューズの形がよい。
|
私の復刻クォーツのBoltonはケース幅24mm、ラグ幅16mmなのでかなり小さいが、これが昔のメンズサイズなのだ。私はレトロ趣味なのでスモールセコンドの方が好きだ。
《追記》
FINEBOYS+plus 時計 vol.17にKnotのコンパクトトノーが載っていた。この記事の「レディースらしいが、ケース幅27mmはBoltonならメンズサイズなので、男性が着けても小さすぎることはない」という記載は時代を先取りしていたな。
(2019年12月17日)
《関連記事》
スクエアフェイス、スモールセコンドの腕時計でアール・デコにキメたい
アール・デコな時計の復刻版で満足していたはずが、やっぱり機械時計に興味惹かれるなあ