兵隊でもないのになんでミリタリーウォッチなんか欲しがるの? PART4

戦争は嫌いだが、時計に罪はない。悪いのは一部の頭のおかしい人間だ。ミリタリーウォッチの無駄を削ぎ落したシンプルさ、実用の美は素晴らしい。

記事「兵隊でもないのになんでミリタリーウォッチなんか欲しがるの? PART3」に書いたWITTNAUER(ウィットナー)の腕時計を二日連続で着用した。腕時計が増えてきてからは毎日替えているので、こんなことは異例中の異例、それだけ気に入ったということだね。

そしてもう一発、HAMILTON(ハミルトン)のGG-W-113が届いた。1985年製造だ。この機種が作られたのは1967年から1986年までとのことなので、最後期のモデルだ。ケースも風防も綺麗で、ムーヴメントもよいコンディションが期待できる。陸軍が熱帯で使ったという記載をよく見かけるが、下記の記事や雑誌Low BEATによれば主に空軍の兵士に支給されたそうだ。

American Mil-Spec: A GG-W-113 Pilot Watch Buyers Guide — 60Clicks

メーカーや年式によってはカチッとした字体のものもあるが、これは数字が丸っこいところがかわいいんだよねー。記事「兵隊でもないのになんでミリタリーウォッチなんか欲しがるの?」に何度も書いた「3」の形も完璧だ。リューズがやや膨らんでいるところもいい。雰囲気が似た感じの復刻もあるが、妥協しなくてよかった!

Hamilton ハミルトン GG-W-113

下記は復刻版についての記事だ。復刻版で男が上がるなら、私なんかもっとアゲアゲだな!

ミリタリーウォッチ直系のレトロなたたずまい。ハミルトン『カーキ フィールド メカ』で男を上げる

私の機械式はすべて小さめでドーム風防、半数以上がスモールセコンドと何となく統一感がありながらも、角金、ブルースティール、バーインデックス、飛びアラビア、レイルウェイ目盛り、ブラックダイアルとバラバラだ。全体的にレトロでいい感じだ。SMITHS(スミス)に凝り、ミリタリーウォッチに凝り出したから、SMITHSの軍用時計も欲しくなるが、そろそろ控えめにしよう。これからは時計ベルトを増やしていきたい。16mm幅が多いから、暑い夏はSMITHSにナイロンのNATOベルトでもいいな。

《追記》

この時計を買って、一年くらいか。出品者がオーバーホールの時に裏蓋にHAMILTON(ハミルトン)の刻印があったと記載していて、私はそれを信用して買ったもので、実際には見たことがなかった。これを記事「スクリューバックオープナーで腕時計の裏蓋を開けてみる」で開けて確認した。

IMG_0792

うん、確かに“HAMILTON WATCH CO”の刻印があった。
(2019年6月11日)

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SMITHS 英國ヴィンテージウォッチ

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