腕時計の布ベルトにMNストラップなるものがある。過去の記事「小さいダイバーズウォッチが欲しい レディース篇」、「ORANGE CHRONO(オレンジクロノ)ダイバーズ」でも触れた雑誌Lightninng 2019年8月号 特集「この夏、魅惑のダイバーズウォッチ。」の表紙に載っているのがそれだ。
MNとはフランス海軍“Marine Nationale”の略だ。フランス海軍で支給されるのは時計本体のみのため、海軍のダイバーたちはパラシュート用のストラップ部材を使い、自ら時計ベルトを調達していたとのこと。ミリタリーテイストでかっこよいので興味を持ったが、高い。八千円くらいする。そこで、AliExpressでMNストラップもどきを買ってみた。
本物のMNストラップはバックルにMNの刻印が入っており、横の縫い目が縦線と同色だ。AliExpressで千円くらいで売られているものは刻印がなく、横の縫い目が布と同色だ。違いはそのくらいで、形は同じものだ。最初に見た印象はゴムひも?という感じだった。NATOストラップと違い、輪になっているのでバネ棒を外して装着する。
腕馴染みのよい伸縮性と適度な通気性、そして耐水性の高さが、ダイバーズウォッチに最適の一本とLightninngに書いてある通り、なにしろゴムひもだから。バックルを引っ掛けるフックを自由に動かせるので、サイズは細かく調整でき、装着感がよい。
千円でもちょっと高いかなと思うが、フィットしていていい感じだ。サイズ調整をきちんとすれば外れることはない。私は八千円のものの実物を見ていないが、やっぱり本物は違うのだろうか。ハンドメイドなので高いらしい。
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