大林宣彦監督の言葉。
日本では趣味=アマチュアのものという図式がある。が、例えば欧米では違う。欧米ではピアノを弾く人は、プロでもアマチュアでも「I am a pianist」と言う。プロがモーツァルトを弾くのも、習い始めたばかりの人がドレミの音階を弾くのも、弾く、という行為から生まれる人生の喜びには差がないと考えているからだ。あるいはピアノを弾くということから生じる、市民の責任に何の変わりもない。
「あなたも映像作家 NHK趣味百科」より
ということは私も写真家か。いやカメラマン? お金をもらっているプロがカメラマンという説もあるが、そう単純だろうか。ちょっと辞書を引いてみた。
photographer 《名詞》写真を撮る人;写真家,写真屋
cameraman 《名詞》撮影技師,カメラマン
撮影技師ってかっこいいな。写真家というとアーティストぶった、クリエイターぶった感じがして自分から名乗るのは気が進まない。私はセンスより技術、知識が大事だと思っているので気持ちはカメラマン寄りだな。技師というほどの技術もないが。
ふと思いついたフォトディレッタントという言葉がしっくり来るが、すでに使っている人がいるな。単に「写真を撮る人」という意味ではフォトグラファーかな。カメラ女子的なノリで女子じゃないからカメラマンかな。肩書はどっちでもいいが、技術や知識は身に付けていきたい。