記事「『男はつらいよ』 寅さんはSEIKO(セイコー)ファーストダイバー着用」の最後に紹介したSEIKO5 SNXS79はこの動画を見て、かっこいいなと思っていた。
海外のレビューで、ダイバーズウォッチの文字盤で回転ベゼルがないTUDOR(チューダー)ブラックベイ36の雰囲気も持っていて、SEIKOファーストダイバーに似ているというものがあった。まさにその通り、同じように感じていた。OMEGA(オメガ)シーマスターに対するレイルマスターのように。ROLEX(ロレックス)デイトジャストの代替品と呼ばれることが多いが、私はファーストダイバーへのオマージュだと思いたい。
“MADE IN JAPAN”はもうどこにもないと思っていたが、あるところにはあった。すでに記事「SEIKO メカニカル SARB033 プアマンズグランドセイコーと揶揄されながらも国内外で高評価」、「SEIKO メカニカル SARB027 ドーフィン針のシルバー腕時計」のメカニカル二本持っているのだから、今さらSEIKO5を買わなくてもいいかと思ったが、やはり気になる時計だった。
いいね、サンレイが美しい文字盤だ。SARB033と系統は似ているが、やはり違う。小ぶりなSARB033より1mm小さいケース幅37mm。柔と剛という感じだ。
ムーヴメント7S26は記事「オレンジボーイ SEIKO(セイコー)ダイバーズウォッチ」の時計と同じで、低価格モデル用とはいえ何の問題もない精度であることは分かっていた。
ラグ幅19mmのベルトやブレスはいくつか持っている。ジュビリーにしたら似合うのではないだろうかと思っていたが、ラグが短くて弓カンが合わなかった。
黒革ベルトは悪くはないが、あまり面白みを感じなかった。カジュアル寄りのデザインだからだろうか。
ダイバーズウォッチではないがダイバーズウォッチに似ているのでトロピックタイプも付けてみた。こんな組み合わせをするのは私くらいだろう。ちょっと面白いが、ベルトが長めで硬くて着け心地はよくない。
結局、純正ブレスに戻った。薄くて軽くて、疑似三連ではなく1コマづつ動き、フィット感がある。ブレスの横幅が計算されていて、ケースから流れるようなデザインだ。
バックルのデザインは素朴でかわいい。評判通り確かに安っぽいが、手抜きではない。
この動画の「誇り高き勇者の称号」というフレーズが可笑しくて気に入っているが・・・・・・
私のセイコー5にも「誇り高き勇者の称号」が! 値下げ交渉で思うように下がらなかったから買わなかった人々のおかげで私のところに回ってきた。私は値下げ交渉しなくても安く感じた。文字の横がかすれていて、普通に店舗で売られているものなら交換してほしいところだが、もう出回っていないモデルなので仕方ないだろう。普段気になるほどではない。
海外モデルならまだ出回っているが、いつまであるかは分からない。
《追記》
また在庫が戻ってきているな。しかも日本製。私が探したときは全然なかったのに。
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(2020年6月4日)
海外の掲示板の翻訳が出ていた。
今朝受け取ったばかりのセイコー5 SNXS79【プアマンズデイトジャスト】
今朝受け取ったばかりのSNXS79。新型コロナの影響でずーっと自宅待機してて、モヤモヤした気分を晴らすために財布にやさしい時計を買ったんだ。後々もっとスゴイ時計を買うつもりだから、お金は残しときたかったしね。写真でもカッコいいけど、実物はこの10倍カッコいい。ダイアルは光が当たると表情を変えるし、サイズは俺の小さい手首にもぴったり。メタルブレスレットにも文句はないよ。ストラップは簡単に付け替えられるし、100米ドル(約1万1000円)以下なんだからもともとたくさんのことを期待してないし。100点満点中100点、おすすめだよ。
この中で面白いのは「このモデルってドレスウォッチだと思う?それともスポーツウォッチ?普段使い??」、「全部に当てはまるんじゃない?セイコー5ってスポーツラインだし、シンプルだからドレスウォッチとも言えるし、手頃で丈夫だから普段使いとも言えるしさ」というやりとりだ。このことは大抵のSEIKO5に当てはまる。
(2020年6月21日)
しばらく純正ブレスだったが、ケースは全面鏡面なのにブレスが全面ヘアラインなところが何か違うような気がしてきた。最初に貼った動画で紹介されているブレスがよく見えてきたので交換することにした。
純正弓カンそのままでも使えるが、線がなく平面的なので、新しいブレス用の弓カンを削った。いいね、ゴージャス! かなり大変だったが、こだわった甲斐があった。
ちなみに純正弓カンはこちらへ出張中。
SEIKO5カスタム 白黒シルバーのミリタリー風 SINN(ジン)オマージュ
(2020年8月31日)
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