レザージャケットの洗い方について調べた記事「レザージャケットを洗濯して縮ませる方法と簡易エイジング」、オイルドジャケットを洗濯した記事「Barbour(バブアー)じゃないオイルドジャケット」はページビューが多い。今回は洗う前提で古着のレザージャケットをついさっき買ってきた。
アメリカのアウトドアブランドOrvis(オービス)のもの。ポケットが違うがBARACUTA(バラクータ)のハリントンジャケットに似たデザインだ。こういうのは子供の頃におじさんが着ていたようなイメージだったが、少し前からちょくちょく見かけて気になっていた。
その前からベージュのスエードのこういう感じのが欲しかった。多分007が念頭にあったのだろう。そのまんまではないけど似たテイストなところがよい。
(引用元:Tan Suede Jacket from Matchless in Spectre)
ただ汚いんだよね。薄汚れた感じの他に何かがかかったような汚れもある。スエードを水没させてよいものか、調査はした。実際やった人もいるようだ。あまりよろしくはないのだろうけど、カメラや腕時計を拭くセーム革も洗える。記事「スエード靴の汚れを身近にある物で消したこと」のときのスエードのケア用品は持っているのでなんとかなるのではないかな。紙やすりでこすれば汚れが取れ、毛もまた出てくると書いてあるな。
というわけで水没!
汚れは落としたいが色落ちはさせたくないので中性洗剤でもみ洗いした。細かいしわはなくなった。ベージュではなくただの茶色になったが、さてどうなることやら。
あとは完全に乾く前にケアしよう。汚れはあまり取れていないが、ケアして買った時より色が濃くなれば多少目立たなくなるはず。水没前に着たときはサイズは丁度いいのに肩のラインが馴染んでいなかったので、いい感じになって欲しい。
一晩寝て起きたら上半分が乾いていて下半分が湿った状態だった。全体的に栄養スプレーをかけた。24時間で大体乾いた。まだ完全ではなく、変なムラがある。細かいしわがなくなって、質感はよくなった。もうちょっと乾かしてから紙やすりをかけるか。
《追記》
紙やすりをかけたら大分ましになった。前の画像と比べると右腕あたりが全然違う。よく見たらあまりきれいじゃないんだけど、パッと見は悪くない。毛穴が目立つのがちょっと生々しい。毛穴跡ではなく実際に穴が開いている。元々あったけど気付かなかったか、洗ったから広がったか。補色もしようかな。
このマーブルボタンがかっこいいんだよね。
(2022年12月22日)
補色したら悪化したので棄てた。いいと思ったから買ったし、もったいないが、色々やってみて気に入った感じにならなかったからしょうがない。記事「インディ・ジョーンズ レザージャケット Wested Leather フライトジャケット、ライダースジャケット、テーラードジャケットのいいとこ取り」のレザージャケットのエイジングに専念しろということだね。
(2022年12月25日)