カメラ好きにとってキエフはカメラの名前で、どちらかと云えば楽しい響きだったのだが、大変なことになってきた。
オールドレンズ入門に最適な旧ソ連製レンズ「ジュピター」(Jupiter)まとめ
記事「Jupiter-8 50mm F2 旧ソ連のオールドレンズ まず手始めに」のレンズ(画像左)はキエフ用が源流で、その後ライカLマウントになったもの。ゾナーコピーと呼ばれ、旧ソ連が東ドイツを占領したときにカール・ツァイスの工場も技術者も自国へ持って行って作っていたものと何かの本に書いてあった。そのことは昔の話として知ってはいたが、昨今の外国企業の資産接収のニュースを見ると複雑なものがある。
記事「INDUSTAR-61L/D 53mm F2.8 落ち着いた写りの旧ソ連オールドレンズ」のレンズ(画像右)はウクライナから送られてきた。Amazonのlens-soviet-shopという店舗だ。そのことを思い出して住所を調べてみたら、原発を攻撃されたザポリージャだった。通販で買い物したにすぎないが、一応縁はあったので心配だ。
他の人のレビューで下記のようなものがあった。私のには日本語メッセージはなかったが、これを読んでいたので滅多に書かないレビューを書いて★5を付けたものだった。
中には機械翻訳調の日本語のメッセージカードが入っており、★五つの評価が絶対に欲しいのだとありました。見れば社はウクライナにあり、ロシア政府には冷淡に扱われていること、また最近は、こんな風にガムシャラな会社もないので、その熱意に免じて★5の評価とします。
平和であってこそ趣味が楽しめる。人の命が一番大事だが、戦争は文化も破壊する。本も燃える。日本にもプーチンと同じ未来を見ている男がいるので油断してはならない。