記事「SEIKOの小さいダイバーズウォッチを見直す」にアロー針のレトロなダイバーズウォッチにトロピックタイプのベルトを合わせてみたいと書いた。1960年代から70年代に存在したラバーベルトのブランドTROPICのデザインにも色々あるが、細かい格子状の模様が入っていて小さな穴がたくさん開いているベルトがヴィンテージウォッチにとても似合い、復刻やオマージュウォッチに付いていることがある。
矢印型のアロー針と云えばやはりOMEGA(オメガ)のSeamaster300がかっこいいよねー。復刻の実勢価格が四十万円台と、絶対に手が届かない価格でもないが、思い切りの必要な額だ。
中華パクりウォッチの誘惑もあった。おもちゃと割り切って、安いから壊れたら分解してみてもいいし、これはこれで悪くはないと思う。だが、こういうものを着けていると時計が「早く本物になりたーい」と叫び出すに違いない。
OUTLINE(アウトライン)にも似た感じの時計がある。分針がアローというデザインもないわけではないが、私の好みでは時針がアローの方が安定感があってよいと感じる。
OUTLINE(アウトライン)|TIMEGear ONLINE SHOP
SEIKO(セイコー)のファーストダイバーを現代的にアレンジしたSBDC051も候補だったが止めたことについては記事「SEIKOダイバーSBDC051が綺麗なのでかなり心惹かれたが検討した結果買わないことに決定」に書いた。
SBDC051とどちらにしようか迷っていたのはROTARY(ロータリー)のOCEAN AVENGER(オーシャン・アヴェンジャー)だった。これは前からかっこいいなとは思っていたが、クォーツにしては高いので、なかなか買わずにいた。最近、アロー針のレトロなダイバーズウォッチにトロピックタイプのベルトを合わせてみたい欲が出てきて、候補に急浮上し、中古を見つけて買った。
単なるOMEGAのパクりではなく、ROTARYはちゃんとした時計会社で、実際に1960~70年代にあった時計の復刻だ。
(引用元:Rotary Ocean Avenger Quick Review – Tick Talk)
着用したりベルトを替えたりして撮った画像をネットに載せている人が海外に結構いるが、日本には多分いない。純正品は黒革ベルトだが、前の持ち主が記事「ジェームズ・ボンドモデルのNATOストラップ PART2」のベルトと同じデザインのものに付け替えていた。
やってみたい気持ちは解る。コスプレの小道具にはなるだろう。
で、やっとトロピックタイプのベルトだ。色々出ているが、剣先が平らで遊環にも模様が付いているもので安めのものを買ってみた。模様の溝が浅い気がする。こんなものなのかな、分からないけど。合わせてみたらかなりいい感じだ。完全に自己満足だが気に入った。
いいところはリューズを引くと秒針が止まるハック機能が付いているところだ。実物を見てから気付いたが、夜光が付いていないのが残念なところだ。夜光のないドレスウォッチも使っているので別にいいが、このデザインで夜光がないのは意外だった。
数字が白ければ、リューズに厚みがあればもっとよかったが、ケース幅40mmと大きすぎず、黒とオレンジのコントラスト、ドーム風防にレトロ感があり、いい感じだ。
《追記》
記事「Geckotaミリタリークロノグラフ 70年代イギリス空軍時計の現代風アレンジ」のときに買ったGeckotaのベルトもサイズが合うので替えてみた。こちらも似合う。
秒針のズレが目立ち、夜光はなく、時計としてはいまいちだ。その割には高く、この価格ならSEIKOやORIENTの自動巻きが買える。だが、他にはないデザインで、ベルトを色々替えて身に着けたくなる時計ではある。
(2019年4月7日)
アロー針のレトロなダイバーズ風のORIENT(オリエント)NEO70’s ARROWを最近知った。腕時計はネットやチェーン店の時計屋、電器屋で見ることが多いが、ビルの中の小さな時計屋でたまたま見かけた。こんなの見たことないので調べてみたら何年も前のモデルで、昔のダイバーズウォッチのデザインでかっこよい。こんなこともあるのだな。残っていたのは赤いダイアルのものだった。黒があれば欲しい。
(2019年5月19日)
NEO70’s ARROWはその後、手に入り、そのことは記事「ORIENT(オリエント)のアロー針のレトロなダイバーズ風 NEO70’s ARROW」に書いた。
ラグ幅22mmに合うトロピックタイプを記事「オレンジボーイ SEIKO(セイコー)ダイバーズウォッチ」のオレンジボーイ用に買ったが、オレンジボーイには記事「中国の通販サイトAliExpressで時計ベルトを買ってみた PART10」のベルトの方がしっくり来た。22mmのトロピックタイプはNEO70’s ARROWにも合うことに最近気づき、付け替えてみた。結果的にタイトル通りアロー針のレトロなダイバーズ(風)ウォッチにトロピックタイプのベルトになった。ステンレスブレスもよかったが、これも合っている。
(2019年11月17日)
記事「ORIENT(オリエント)キングダイバー ウィークリーオート 復刻」の時計もトロピックタイプにしてみた。前の追記は復刻が決まる前だったなあ。
(2020年4月27日)
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